去年の年末、料理で使うスライサーをAmazonで購入して、指を切りました。
怪我をしたこと以外にも感じた安全面に対する配慮の不安から、私は商品の評価に★★星2つを付けて投稿しました。
今回は、低評価レビューを付けた理由と、その結末が私にとっては意外にも有難いモノに変わった話です。
低評価レビューを付けた理由
低評価レビューに怪我をした画像を一緒に載せた理由は
* 取り扱いには十分気を付けての気持ちからでした。
それプラス
メーカーが怪我をしたことに対して、どういう対応をするのかにも興味がありました。
普段からスライサーを使っている人にとっては、扱いには問題ないかもしれません。(評価自体は高評価が多い商品だった)
しかし、中には私のように使い慣れていない人もいることも伝えたかったのです。
そういう不慣れな人からすると、大きく切れ味抜群のスライサーの刃が、剥き出しのままだと正直な気持ち、恐怖を感じてしまうものです。
なぜ取り扱い説明書がミニなの?

あらゆる想定で、安全面に配慮がされていれば、問題はなかったのですが、スライサーの刃自体が大きく、ミニギロチンにも見える刃を取り扱う説明書が小さすぎる点で、最初から不親切な感じがありました。
見てもよく分からないんだけど...
レビューの信憑性はあるの?
最近では、良いレビューを書いて欲しいメーカーの動きとして
ギフト券をプレゼント/商品をプレゼント
その『プレゼント』に反応して、良いレビューを書く人も多いのではないでしょうか?
ただ、そんなレビューばかりだと、信憑性が捻じ曲げられているように感じて仕方ありません。
反対に、低評価レビューを付ける人も、色々なタイプの人がいると思います。
- クレイマー的な人
- 見返りを求める人
- 正直に評価をする人
怪我をしたレビューに無反応?
怪我画像と共に、低評価レビューを入れて1週間が過ぎ...2週間が過ぎても、メーカーからは何の連絡もありませんでした。国内メーカーであれば、こんな事はなかったのかもしれません。最近は、国内製品に拘わらず、いいモノだと思えば海外製品をチョイスすることが増えてきました。
メーカーからの連絡を待っている間、私は指を切ったその日こそ、気分も凹んでいたものの
翌日になると
という思いから、毎日スライサーを使っていました。
その甲斐あって、使っていく中で何に注意するべきなのかを学習して、便利なことにも気づいて行ったのです。
そうなると低評価を付けたレビューが正直な気持ち、気にはなっていました。
低評価レビューとの葛藤
だいぶ、スライサーの扱いに慣れてきたことからレビューの内容と評価を変更した方が良いかなぁ?
メーカー側の反応なし!って、誠意なさすぎちゃう?
園児だって、怪我した子には謝るっていうのに...。
ココは連絡が来るまで、低評価のままにしておこう!
Amazonカスタマーからの連絡とは?

そんな葛藤の中、つい先日のこと。Amazonのカスタマー担当者D様から、連絡がありました。
その担当者の方の名前が日本名でなかったことから、これまた最初...
...と怪しんでいたのですが、正真正銘のAmazonカスタマー担当者の方でした。(笑)
低評価レビューの対策がされていないレビューに対し、Amazon側での対策連絡だったのです。
ひとつ賢くなった私は、今...こうして冷静に文字を起こしながら、やっと...あの時がどういう状況だったのか、ジわって来ているところです。
そうとも知らず...というか、この時は担当者も私も、お互いに相手の状況が把握できていなかったことに、今更ながら気づく私...。遅っ!
カスタマー担当者は普段通りの仕事をしていただけで、商品不良などによる低評価レビューに対し、マニュアルに則ってレビューの取り下げ要求連絡をしていたのです。
しかし、私は商品の不良で低評価を付けたのではなく、商品の安全面を見直して欲しい気持ちからだったので、メーカー側からの連絡を待っていました。
私からの返信
状況が呑み込めていなかった私は、なぜ、Amazonのカスタマーから連絡が来たのかサッパリで、話が噛み合っていなかったので、担当者からの提案には応じませんでした。- 商品に対する問題点
- 改善して欲しいこと
- メーカーからの連絡が欲しいこと
問題点(青字)
メーカーから連絡がないままだったので、長文になってしまったメールはまず、評価の良い商品を選んで購入したにも関わらず、低評価を付けてしまったことが残念で仕方がないという気持ちを伝えた上で- 商品を手にしたときの感想
- 使用する際に感じた説明書の小ささ(分かりづらさ)
- 怪我をした顧客に対し、誠意が感じられないこと
などを、ガァーッと最初に書いていました。
改善点(赤字)
怪我したことに対して、最初は凹んでいたものの、『何故、怪我をしてしまったのか』を考えると、ワタシにも落ち度はあったのかもしれないことを伝えた上で、商品を安全に取り扱う上でココはこうした方がいいと思う点があること を伝えました。ただのクレイマーで、終わりたくなかったので、逆に顧客目線をダイレクトにメーカーに伝えれば
- 商品が改善され
- 怪我人は減り
- 商品も良くなる
メーカー側にとっては、低評価レビューは付いたものの、マイナスにはならないだろう、という気持ちからでした。
普通の人はそんなこと、決してしないと思いますが、私のお節介な性格では、日常でありうるのです。
素直な気持ち
まず、低評価のレビューは付けたものの、メーカー側からの誠意が見えれば、いつでもレビューの変更・削除をする気持ちはあることを伝えました。そして、幾ら商品がいいモノだとしても、怪我をした人に対しての連絡が遅い、無いというのは、評価を下げる原因になることなども伝えました。
この時...今だから分かるけど、まだメーカーは私の低評価レビューを見ていなかったのです。カスタマー担当者からの連絡をきっかけに、私は自分の気持ちをメーカー側へ伝えて貰おうと思いました。
担当してくださったD様には、感謝しています。
ありがとうございます♥
私からの提案
一般的な不良商品によるクレームを入れた顧客であれば、カスタマー担当者からの提案を受ける人は多いと思います。しかし、私の場合は商品で怪我をしたという事で、低評価にしたので
お金で低評価を取り下げたとしても、怪我をした事実は変わらないので、その点をスルーしていると、また同じことが何処かで起こる可能性が大だからです。
それは、メーカー側の問題意識が低すぎる点でマイナスだと思うし、何の解決にもなっていないと思い
マイナスばかりじゃない
最初は気持ちも高ぶって、マイナスな面を重点的にガァーッと書いたもの、商品を使って良かった点も一緒に伝えました。- 毎日料理が時短できていること
- 刃の取り扱いに十分に注意すれば、商品自体は凄く便利でいいモノだということ。
そして、だからこそ怪我をした人がレビューしているの対し、メーカー側の姿勢は、商品以上に大切だと思っていることなど、素直な気持ちを伝えてみました。
きちんと対応してくれるのなら、低評価レビューの変更削除は直ぐにでもできることや、反対に機会があれば他の人にも商品をおススメしようと思っている事なども伝えました。
カスタマーからの2度目の連絡
正か、カスタマー担当者宛てにこんな長文メールが届くとは思っていなかったことでしょう。(笑)
開けてビックリ!だったと思います。ごめんなさい。担当者の方が私のメールを読んでくれ、状況を把握してくれたことで、メーカー側へメールを転送して貰うことができました。
そして、担当者の方からは、低評価レビューの削除はしなくていいですとの返事と共に、指を切った写真を見て、心が痛みますとの返信をいただき、ギフト券が贈られてきました。
お金は要らないです!って、言ってたはずなのに、私ったら『ギフト券』だと受け取ってしまう不思議な自分に、クスッと笑ってしまったのは、言うまでもなく...(*´艸`)
有難くいただきました♥
メーカー側からの提案
そしてその夜、もうギフト券を貰って終わったんだ、と思っていたら終わっておらず、再び担当者よりメーカー側から新たな提案があったという連絡が入りました。- 商品の全額返金
- メーカー側からのお詫びの言葉
- 私の提案への回答 (ブレードの注意や説明書の改善をする旨)
- お詫びの商品の送付
等の提案が送られて来ました。
今となっては信憑性薄く感じられる方もいると思いますが、連絡が来るたびに
というのが正直な気持ちです。(笑)下心はまったくありませんでした。
そして、ゴタゴタを引き延ばす気もなかったので、メーカー側からの提案を受けて、この件は一見落着としました。
お詫びという名のギフト

そして昨日、メーカー側からお詫びの品が届きました。
持病がある私は、手の負担を減らすためにスライサーの次は『フードプロセッサー』と思って、チェックはしていたのですが、その商品が届けられて凄く感謝しています。
ありがとうございます♥
早速昨日の夕食時に、トンカツを作るパン粉が足りず
と叫んだ瞬間、視界に飛び込んできたフードプロセッサー!
早速、活用させていただきました。🙏
ありがたき幸せに感謝して、作ったパン粉を載せときます。
コチラです!
最後に
痛い思いをした2020年の年末でしたが、それだけでは終わらず2021年、年明けてからの結末は、予期せぬものでした。マイナスをそのまま放置すれば、マイナスのままだけど、気持ち次第でマイナスをプラスに変えることができる、ということに気づかせてもらった今回の出来事でした。
何も求めていなかった...からこその結果だったのかもしれません。
意外にも私の元には、商品代金が戻り、ギフト券とフードプロセッサーが届きました。
最後に届いたフードプロセッサーのAmazon商品をココに置いていきます。
ご興味のある方は、どうぞ。
最後までお付き合い、ありがとうございました。