私が字幕制作を始めた理由について、今の気持ちを書いてみました。
字幕制作の始まりは
私が字幕制作を始めたのは、2019年10月末、ちょうど1年前のことです。その1ヶ月前から見始めた『中田敦彦のYouTube大学』。
動画を見ながらメモを取っていたのですが、私には持病があり再発した頃だったので、ペンを握って書くことが辛かったんです。
しかし、ただ動画を観ているだけだと、情報を聞き流しているようで、脳内で吸収・分解・消化されることなく、ただ消えている感じがしました。(俗にいう『老化現象』です。)
そこで、インプットされた情報を活字にすることで、脳内での『情報』の滞在時間を延ばしたかったんです。(笑)
その為に用意したものは、『紙とペン』ではなく、タイピングするためのPC用キーボードです。
誰でも参加できます!
そんなある日、Twitterで字幕ボランティアグループのNYT_Globalさんのツイートを目にするようになり...
私には関係ないし~
と、最初はスルーしていました。(笑)
それから1、2週間ほど経ったある日の夜。
Twitter上で、字幕審査の依頼ツイートが流れて来たんです。
そこで目に留まった一言が、誰でも参加できます!
"誰でも"って言われると
じゃあ...
やります!と、手を挙げたことが字幕制作のきっかけです。
タイミングよく流れて来るもの
普段、タイミングよく流れてくる情報ってありませんか?
Amazonとか、ショップ情報じゃないですよ。
最早、AIが機転を利かせてくれているのか、神様からのギフトなのか分かりませんが、誰かに心の中を覗かれてるような、瞬間的にフッと思っているタイミングで目の前に現れることがよくあるんです。Twitterとかで...。(笑)
考えていることが同じ人がいたり、今日の私のテーマはコレ?と思うような『キーワード』みたいなものが流れて来るんです。
それを目にして、ドンピシャ!で掴んだ時には、もう全身全霊でありがとう♥って、心の中で叫んでいます。
字幕制作に関わるタイミングも、同じように瞬間的なものだったんです。 そして、字幕審査を初めてやってみると、それまで使ったことがない字幕エディタにワクワクしたり、ドキドキしながらエディタを操作して、字幕制作のやり方も分かって楽しかったんです。
誰かの為にテキスト化する方が良くない?
好きな情報に触れられて、誰かの役に立てるのなら
一石三鳥じゃないかっ!
これが始まりです。
子供の頃から続く『好き』なこととは
特技は何も持ち合わせていないオカンですが、よくよく考えてみると子供の頃から、 オルガン➡エレクトーン➡ピアノと、鍵盤好きだったこともあり、指を使うことは好きなんです。今でも変わらずPCのキーボードを叩いているので...。
そして、文章で表現することも好きなんです。多分...。
今年、ブログはサボリ傾向ですが、Twitterの140文字は欠かさずツイートしてますし...。何かしら文字を起こしてることが多いんです。
そんな私の子供の頃と言えば、とにかく毎日何かに感動していたので、その感じたことを文章に残すことが好きでした。最初はお行儀よくノートに書いていたのですが、思春期に入るとお気に入りの言葉や文章を部屋の窓ガラス一杯に油性ペンでグワァーッと書いていたことがあります。
(消すのが大変だったんですけどね。笑)
そして、その頃に感動していたものと言えば、本で読む物語や少女漫画、TVで見たアニメや映画などでした。ストーリーに引き込まれやすいので、感情が高ぶったまま夢の中に入ると、夢の中でストーリーの続きを観る特技は持っています。夢の続きが見たくて、寝る瞬間までワクワクしていた子供時代でした。
私がドキドキワクワクすること
ところで、大人になっている今。
と、考えてみたところ、新しい情報に触れることでした。
新しい情報であればどんな事でもワクワクするのか...というと、そんなことはなく、タイミングがあるんです。その時の私に、ピッタリ!嵌る情報じゃなければ意味がなく、ドキドキ♥ワクワクすることもないんです。
パズルを作るように人間形成中
まだまだ未熟な私は、人間形成のど真ん中にいます。 それを例えるなら、私自身の『立体パズル』を作っている感じでしょうか。
パズルって、ピースひとつひとつの絵や形が異なっていますが、最終的に1枚の絵を作り上げますよね。その1枚の絵を最も効率よく完成させるには、ピースの置き方が関係していると思うんです。
パズルを作る時は、大体...端からピースを埋めて行く人が多いと思います。
それは、なぜでしょう?
いきなり真中に置くピースを渡されても、周りのピースが埋まっていな状態だと、何処においていいのか分からないということもあると思います。それに、周りのピースが埋まっていなければ、何かの衝撃で位置がズレたり、邪魔になったり、保存が悪ければピースをなくす場合があります。
人間形成に必要な情報もパズルのピースのようなもので、その人の発達段階に必要な情報でなければ渡されても意味がないんです。意味がないので、直ぐ忘れます。(笑)興味がないから正しい情報で受け取ることもできません。
だから、情報を受け取るタイミングって本当に大事だと思うし、情報をキャッチする瞬発力も大切なように感じてます。 (腰が重い私が言うので間違いありません!)
必要な情報がタイミングよく届いた時が、ドキドキ♥ワクワクする感情も湧き上がっている気がします。『興味』と『情報』のタイミングがピッタリ合わさった時って、感情が最大限に揺すぶられているように感じるからです。
私が好きなジャンル
そんな私がYouTube大学や他の動画で字幕付けをしていたジャンルは、コチラです。
- 哲学・宗教
- 科学
- 世界史
- 偉人伝
- 西洋文学
- 世界的名著
今の私に必要な情報が詰まっているものです。YouTube大学は、笑いの要素もあるので、楽しみながら学びの場となっています。字幕制作100本ノックをやったことで、色々な気付きもあり、考えることも多かったこの1年でした。
字幕制作は、私の中で自分探求の旅であり、それと同時に情報を誰かにパスする感じです。
TEDの日本語字幕
5年程前でしょうか。 一時期、TEDトークに嵌っていたことがあります。 TEDをご存知の方は多いと思いますが、世界の知識人たちによるスピーチ動画です。
TEDの動画には、幾つか日本語字幕が付いているのですが、それを観て感じたのは、コロンブスの『新大陸発見』ぐらいの感動でした。大袈裟なように聞こえるかもしれませんが、日常では絶対に味わえない情報に触れたので正に、この表現がピッタリ!です。
その感動は、日本語字幕が付いていたことで味わうことができました。 未知の考え方に触れることで、それまで見ていた世界がガラッと変わったのです。世界が変わると、私自身の考え方にも変化が生まれます。自分の中にそれまであった世界が、より広く感じられるからです。
そのTEDの字幕は、次回のブログネタで登場する『Amara』という動画字幕制作サイトを利用して付けられたものでした。あの日本語字幕を付けてくださった方には、感謝しています。日本語字幕によって情報を得なければ、今の私の思考は違ったものになっていたと思うからです。
誰かが言ってましたよね。 情報を武器にしろ!って。

情報だけ武器にしろ。: お金や人脈、学歴はいらない! (ポプラ新書)
- 作者:貴文, 堀江
- 発売日: 2019/03/29
- メディア: 新書
どちらにしても、『情報』って優れモノなんです。手に入れることで、ドキドキ・ワクワクすることが多いから...。
皆が本を読んで情報を得るように、私は動画に字幕付けしながら情報を得ています。
字幕付けの役割とは
字幕付けの役割について、個人的な考えになるのですが...
普段、多くの健常者にとって、字幕は不要に感じる場面が多いと思います。
だけど、世界は健常者だけで成り立っていません。目や耳に障害を持たれている方もいます。
今日のあなたは五体満足であり、障害とは無縁かもしれませんが、極端な話し、明日も五体満足か、というと、そんなことは誰にも分かりません。
災難はいつも、突然降ってくるもの。私の人生の中においても、まさか病気を発症したり、再発するなんてことは考えていませんでした。
突然降って来たのは...花粉
花粉症を発症したあの日のことは、今も鮮明に覚えています。
大阪市内の交差点で、べビカーを押しながら渡り始めたその時!
右足、一歩前に出した瞬間止まらなくなったのは、ヘックション!へっクッション!
くしゃみが止まらず...鼻はズルズル~。キタァーッ!花粉って思いましたもん。
それと同じように、視聴覚に障害を持ってしまう病気や事故による災難は、突然降り掛かります。予告なしです。視聴覚に障害を持つ原因は、病気や事故だけではありません。
これから、誰にでも訪れる加齢も原因の一つです。
私の高齢化に向けて
もう、日本は既に始まっている高齢化社会。これから益々、加速する高齢化。
今のままでいいのでしょうか?
今のまま高齢化が進むと、今よりもっと情報が届きにくい世界になるような気がします。障害者や高齢者、弱い立場にある人にも情報が届きやすい優しい世界を広げていくことが大切なのではないでしょうか。
新大陸発見のような感動を味わう為に
再びここで字幕の話しに戻しますが、動画は、見て・聞いて・楽しむものですが、視聴覚に障害を持たれている方にとって、字幕がなければ情報に触れることも、楽しむこともできません。それは、偏った世界ですよね。この偏った世界をなくしていきたいです。
また、障害を持たれている方に限らず、健常者であっても今の時代、母国語だけの情報に頼っていては、世界は広く多種多様なことに気づくことすらできません。
私があの時感じた、コロンブスの新大陸発見のような感動を、もっとみんなに味わって欲しいし、私ももっと味わいたいです。情報が届きにくい人たちに、情報を届けられたら私も嬉しいし、情報を届けることで、人類の資産に繋がる天才が生まれるかもしれないじゃないですかっ!
私は天才を育てる為に字幕制作していると言っても過言ではありません。
届け!天才へ...という思いで字幕を付けています。(笑)
『言葉』で豊かな国に
いつの頃からか、SNS上での誹謗中傷が話題になりやすい今日この頃ですが、誹謗中傷は現代病なのかというと、そんなことはないように思います。現代は、インターネットによって、可視化されやすい世界になりました。
昔から『言葉』によって人を傷つけたり、陥れたりする人は居たと思うし、もしかしたら、現代より酷いものだったのかもしれません。
しかし、『言葉』には、素敵な使い方をすれば世界を明るく輝かせ、豊かにしてくれる力があると思います。古今和歌集の「言の葉」の意味を含んで「言葉」になったように、素敵な言葉を使う人をもっと増やして、心の豊な人を増やした国づくりをしていきたいですね。
そこで...
『YouTube大学』をこよなく愛する皆さまへ
現在、YouTube大学の字幕制作は、ボランティアグループNYT_Globalの小人数で行っています。
ただ、もっと仲間が欲しい!
字幕動画の管理は、少人数とはいえ、複数人が離れた場所から作業を行うため、ダブルブッキングが起こらないよう、ファイル管理を行っています。
皆さまに置かれましては、字幕付けしたい、あっちゃんの動画、推し動画が沢山あることでしょう。
よって遠慮なく、NYT_Globlまでご連絡下さい。 (´艸`) ←勝手に募集する人
みんなで、YouTube大学の動画へ字幕付けしましょう。
日本語だけに限らず、英語、中国語、韓国語、多彩な言語での字幕翻訳家を募集してます。We're waiting for you♥
更に募集中!
そんな私は、日本語ONLYで字幕を付けていますが、密かに日本語を基に世界を繋げてくださる方を待っています。
日本語の分かるフランス人が、フランス語で翻訳を付けてくれるかもしれませんし...
日本語の分かるドイツ人が、ドイツ語で翻訳を付けてくれるかもしれません。
日本語と多国語を操る謎の日本人が、多言語に協力してくれるかもしれません。
密かにと言いながら、めっちゃ期待してるワタシ♥です。
そして、何の取り柄もない!と,
お嘆きのあなた。
日本語を武器にしましょう!
私たちは長い年月をかけて、”特別なものを持たなければ役に立てない”、と思い込まされて来ましたが、それは他人軸で生かされてきたからだと思います。
自分軸で生きるならば、今あるものを、あるがままに...
無い!と思ったら、ずっと無いですし
有る!と思えば、もう既に持っていることに気づいて、それを武器にしましょう。
あなたが持つパワーを、字幕制作で発揮してみませんか?
自分の知らない情報に触れ、思考することで新しい世界を切り開くことができます。
世界が変われば、視点が変わる。
そういう私も、まだまだ世界を広げて生きたいです。
あなたの参加をお待ちしています!