今回は予告通り、字幕制作の仲間募集ということで『ド素人によるド素人の為の字幕制作』をお伝えします。
このブログをご覧になっている方は、きっとこんな方ではないでしょうか。
- 字幕制作に興味はある
- 字幕制作にチャレンジしたい
だけどちょっと…自信がないの~!
そういうあなたの為だけに、今回はド素人でありながら字幕職人を勝手に語っている私が、日々の活動を通して知り得たことをドドーン!!とお伝えして、あなたの字幕ハードルをグググイッと下げようという企画です!(笑)
今、YouTubeって最も熱いじゃないですかっ!
ドンドン芸人さんや有名人たちがYouTube参戦している今だからこそ、一緒に字幕付けをしてくれる仲間を増やせるチャンスだ!と思っています。
ド素人だってできる!YouTube字幕制作
字幕制作って傍から見ていると
- 特別なスキルが必要なんじゃない?
- 資格を持ってないとダメなんじゃない?
- やり方がわからないから制作なんて無理でしょ?
と思ってる方、多いのではないでしょうか。実は私も、そう思っていた一人です。
しかし、運命の転機が訪れたのは、去年10月。
何が起こったのかというと、実は『中田敦彦のYouTube大学』に字幕を付けている【非公式】ボランティアグループがあるのですが、そのグループの字幕審査依頼のツイートがTwitter上に流れて来たことがきっかけです。
それまでの私は、字幕は見るもので、制作するものじゃない!…と思っていました。
何かを始めるタイミングって、いつも突然やってきたりしませんか?
本を手にする時も、誰かの言葉にしても、自分の成長度合いによって、心に沁みてくる言葉の浸透率が異なってると思うんです。
あの日、あの時、あの場所で…(家の中だったんだけど…)
あの時刻にTwitterから流れて来たツイート。
そして、Twitterを見ていた私。
…という絶妙なタイミングと共に、私自身もその言葉をキャッチする受け皿がちょうどできていたタイミングだったからこそ、キャッチできたんだと思っています。
キャッチした言葉は、「誰でも簡単に字幕審査できます」
えっ!? ド素人でYouTube大学の字幕制作に関われるの?
その頃、私は何処のオンラインサロンにも属していなかったので、サロンに入らなくても活動ができるということに大注目して やります!
…手を挙げていました。
字幕審査は2度美味しい
字幕制作をいきなり「やってください!」と言われると、「無理です!」って断る人は多いと思いますが、既に誰かが字幕を付けてるものをチェックするだけだったら、誰でもできそうですよね?
耳が不自由でなく、日本語を知っている人であれば、あっちゃんの喋りを聞いて字幕をチェックすれば良いだけなんだから…。
チェックして問題がなければ、そのまま審査を通せばいいし、誤字・脱字・音声とのズレがあれば、修正や微調整をチョロッとすればいいだけ…。
そして、ちょうど手を挙げたその頃の私は、『中田敦彦のYouTube大学』の動画を見始めた頃だったので、動画は洩れなく観たい派だったんです。(笑)
そのタイミングで流れて来た、YouTube大学の字幕審査依頼。
その時、普段は寝ているはずの私のスーパーコンピューターが、瞬時に動きだして勝手に何かを導き出していました。
それは、字幕審査をすることによって、私にプラスをもたらすものって何?です。
- 動画を観て『楽しむ』という従来の目的は達成できる
- 字幕審査をすることで『役に立つ』という2つ目の目的ができ、同時に達成できる
答えは、迷うな!やれ!です。
つまり、私にとってYouTube大学の字幕審査は、一度に2つの味を味わうことができる美味しい魅力があったのです。
持病を再発して以来、体調不安な日がある私にとって、何もしないでプー垂れているより、ちょっとでも誰かの役に立てるということは、めちゃめちゃ嬉しいのです。
こうして、字幕審査をすることになり、ボランティアグループ代表と繋がり
審査方法の手順をデータで共有して貰って、初めてYouTubeの字幕エディター画面に潜り込むことができました。
ここにテキストを入れて…
ココで音声とテキストの長さ調整してるのかぁ
ふ~ん、字幕制作ってこうやるんだ!
使い方さえ分かれば、怖いものなんてありませんよね。
私にもできる!と分かると、間違い探しをするのが苦手な私にとって、どちらかというと審査より制作側に回った方が効率良さそうと思い、次から字幕制作に切り替えていました。
字幕制作を始めてわかったこと
字幕制作を始めてみてわかったことは、制作手順は7ステップ。
- 動画を開く
- 既に付いている字幕が何言語か確認する
- 字幕エディターを開く
- 字幕のテキスト入力
- 音声とテキスト枠の長さを微調整する
- 動画の最終チェックをする(誤字・脱字・音ズレ・違和感)
2.の字幕が既にないか確認するというのは、グループ活動であれば情報共有し合っているので問題ないと思うのですが、個人活動で字幕制作を行っていると、トラブルの元になりそうなので、今回敢えて載せました。
また、動画の一覧を見ている方だとお気づきかもしれませんが、動画タイトルの下に小さく[字幕]という表記がされている動画があります。
この表記は、他言語字幕が付いても表記されるので、実際…何の言語で字幕が付いているのか確認した方が良いです。
日本語字幕は付いていないけど、英語や中国語の字幕が付いていることがあるからです。
あぁ、この動画に字幕付けたかったなぁ~
と残念がる前に、確認して残念がることをお勧めします。
字幕制作のメイン作業は4・5で、最後に6です!何も難しくはないのです。
字幕制作の中で変化したこと
字幕制作の活動を通して、私自身の気持ちにも変化が起こりました。
それは、たかが字幕 → されど字幕 ということです。
最初は、軽い気持ちで始めた字幕制作でしたが、制作本数が進むにつれてプロ根性に近づいてきているのか?(字幕職人として…)
もっと…良い字幕を付けたい?という気持ちに変わってきたのです。
良い字幕ってなんだろう?
この動画は、どんな人達が見てるんだろう?
子どもたちも観るのかなぁ?
子どもたちが見るなら、難しい漢字には読み仮名振っておこう。
英語をカタカナ表記にしない方が、英語の単語としても覚えれるかなぁ?
ここのあっちゃんの感情をどうやって表現しよう?
この表現よりこっちの方が良いかなぁ?
あれやこれやと思考しながら字幕を付けているのが楽しくて、ついつい時間を忘れてしまうことが多いのです。
そして、普段の私は音声で動画を観ているのですが、字幕の最終チェックの際にも変化がありました。当初は音声と共に字幕をチェックしていたのですが、それだと字幕で動画を観ている人の立場に立っていないから、字幕に違和感を感じる部分があっても分からないなぁ…ということです。
それ以来、最終に最終チェックが加わり、音を消して字幕チェックをするように変わりました。
すると、、音ありと音なしでは、微妙に見てる世界が違うことがわかりました。
字幕を見る人ってどんな人?
一般的には、聴覚(耳)障害を持っている方が字幕を活用しているように思われがちですが、高齢になって聴力が弱くなった方でも、字幕付きの動画を活用することで、動画を楽しむことができます。
また、現代ではスマホ・iPhoneが普及し、一人一台手にする時代とも言われています。ネット環境が社会全体で整った今、誰でも・簡単に・何処にいても、動画が観れるようになりましたよね。スマホを持っているだけで、NHKが集金に来る時代ですからね。
普段、忙しいビジネスマンや学生・主婦たちも、バスや電車の移動時間や、ちょっとした待ち時間を利用して、動画を観て楽しむことができるのです。
ただ、気を付けなければいけない事は、公の場で音を出すことは、マナー違反になります。そんな、公の場でも周りを気にすることなく、迷惑をかけることなく楽しめるのが字幕付き動画です。
ミュート(音消し)&字幕で動画を観るだけで、退屈だった時間が有意義な時間に変わるのです。
…ということは、お分かりでしょうか?
字幕のニーズは、あるんです!
動画の運営側にとっても、嬉しい字幕付き。
音声だけの動画より字幕を付けることで、アクセシビリティの向上を促すことができるんですから…。
普通に考えて、より多くの人に動画を観てもらえるようになれば、登録者数も増えるはずなので、嬉しいですよね? ですよねぇ!
そう思っていた私に降りかかった悲劇。
私の失敗談
つい最近発覚した私の失敗談ですが、字幕協力要請が出ている動画だからといって、必ずしも字幕を付けて良いものではないということが明らかになりました。
どういう事かというと…
年明けにホリエモンチャンネルの『カルロス・ゴーン』シリーズの字幕協力要請が出ていたのを見て
あっ!ホリエモンの動画も字幕…付けて欲しいんだぁ
よし!付けちゃえ!
…と何本か付けてみました。
まぁ、ホリエモンだから、字幕を付けなくても視聴者数は取れてるはずなんですけど、閲覧者数をもっと増やしたいのかなぁ?と思って、その後も何本か字幕を付けたんですよ。
…が、その後…公開されることは、ありませんでした。
(・´з`・) どうなってんの?
すると先日、Twitterで誰かが
勝手にバシバシ英語字幕を付けて公開しても良いですか?
という内容のリプをホリエモンに飛ばしているのを発見!
ホリエモンの答えは
ダメに決まってんだろう!
(; ・`д・´)えぇぇっ!! ダメなの?
…ということで、私もすっ飛んでリプ飛ばしたのは言うまでもありません。
字幕協力要請が出てたのに…ダメなの?(・´з`・) ごめんなさい。
言いたい事はしっかり伝えて、素直に謝りました。
この失敗談でお分かりいただけると思いますが
字幕を付ける際は、コメント欄などで運営側に確認を取ることをお勧めします。
現場からは以上です!
字幕制作の仕方
ここまで読んでいただければ、ド素人でもYouTubeの字幕制作が可能だということがお分かりいただけたと思います。
では、ここからは字幕制作の仕方をもう少し詳しく説明して行きたいと思います。
1. ○○を制する者は字幕を制する
字幕エディター画面を開くには、上の図のように【・・・】を押して、【翻訳を追加】を選びます。
【文字起こしを開く】を押したい気持ちをグッとココでは押さえて下さい。
例え、気持ちが抑え切れなくて、【文字起こしを開く】を押してしまったとしても、画面横に字幕の文字起こしが表示されるだけで、編集はできません。(確認済みです)
さて、字幕エディターを開いたら、この言葉を唱和ください♪
2つの領域を制する者は、字幕を制する!
この2つの領域とは
- 字幕入力領域
- 音声と字幕の長さ調整領域 です。
当たり前すぎて鼻が出そうですが…。
そして、字幕エディターの操作に便利なショートカットも表にしてみました。
テキストを打って、マウスを持ってって、ちょっと面倒くさいですよね。
ショートカットを覚えることで時短に繋がります。
ショートカットを制する者は、字幕を制する!
幾つか動画に字幕を付けてみると気付くのですが、字幕エディターを開いた際の表示パターンが3つありました。よく目にするのは、2.です。
- 何も表示されていない真っ新な状態
- 自動生成されたテキスト(日本語)+テキスト枠が付いている状態
- 自動生成されたテキスト枠だけが表示されている状態
1-1. 何もない状態(ゼロから字幕制作)
字幕エディターを開いた時に、テキストもテキスト枠もない状態であれば、ゼロから字幕制作することが可能です。
その場合は、【テキスト枠追加】+【テキスト入力】→【テキストの長さ調整】
…を繰り返します。簡単でしょ?
テキスト枠を追加する方法は、を押します。
因みに、([操作]を押して表示される)自動生成ボタンは、自動翻訳された字幕を付与することができます。
字幕制作に入ったらまずして欲しい事は、出だしのテキスト枠に【字幕制作中】を入力することです。YouTubeの動画の字幕付けは、誰でも制作に入れるのでWブッキングを防ぐためにも表明していただけると、気持ち良くみんなが字幕制作に当たれます。
表示がされていないと、途中で作業を放棄したのか、継続中なのかが分からなくて、字幕制作をしたい人が現れた際に、制作にあたって良いのか迷ってしまうからです。
【字幕制作中】の文字を入れて制作を終えたら、字幕審査に出す前に文字を削除することを忘れないように注意しましょう。
1-2. 自動生成されたコンテンツを利用して字幕編集
自動生成されたコンテンツがある場合、それを利用して字幕編集を行っても、削除して字幕制作を行っても問題はありません。
自動生成されたコンテンツがある場合
自動で翻訳されたテキストには、不必要な半角スペースや意味不明な翻訳がされていることが多いため、修正が主な作業になります。
【テキスト修正】 → 【音声とテキスト枠の長さを微調整】
また、自動生成がきちんとされていない箇所もあるため、字幕が足りない箇所は、テキスト枠を追加して字幕を起こす必要があります。
チマチマとした修正作業が苦手な方は、自動生成されたコンテンツを全部消して、ゼロから字幕を作った方が楽でしょう。
因みに私は、自動翻訳は抹消派です。
2. 音声とテキストの長さ調整
字幕を一つ起こしたら、そのテキストを音声に合わせて長さを調整します。
動画の画像の下にあるテキスト枠にカーソルを持って行くと、テキスト枠の端に【⇔】が現れるので、ドラッグ&ドロップで長さを微調整します。
字幕枠:暗黙のルール
普段から映画など、字幕付きで観ている方はご存知だと思いますが、字幕表記は大体こんな感じですよね。
- 字幕1枚に表示可能な行数=2行
- 1行の文字数=全角24文字(半角48文字)
- 改行は、話しの区切りで行う
この他にも細かいルールはあるのですが、細かい部分は何処かの制作グループに所属して、その情報を基にしながら進めていくことをお勧めします。
アクシデントは、突然降って来る!
制作中、忘れてはならないのが、こまめなバックアップです!
字幕制作を始めたばかりの時は、とにかく動画終了時間が近づくとテンションが上がるものです。
やったー!あと数分で終わる!ヾ(≧▽≦)ノ
…と思った瞬間、目の前のPC画面が白くなって、何かがクルクル、クルクル回り出したことが何度かあります。
その時、まるで吸血鬼に血を吸われたかのように、呆然となっている自分の姿を、遠くから見つめる羽目になるのです。
そうなると、現実逃避するしかありません。一旦人生を諦めて、ふて寝するしかないからです。
アクシデントは必ずしも、ブラウザーの不具合だけではありません。
時に、YouTubeのシステム不安によっても起こりうるからです。
データを保存して作業を終了したはずが、次に字幕エディターを開いた際、古いデータが表示されていた事がありました。
そんな時でも、最新のデータを自分でバックアップ取っていれば、アップロードするだけで問題回避することができます。
字幕制作終了
さて、いよいよ大詰めとなりました。
字幕エディターを終了させるには、この4つのステップを踏みます。
最後の【終了】ボタンを押す瞬間まで気を抜いてはいけません。
- 【翻訳を投稿する】ボタンを押す。
- 編集途中なのか、制作完了なのか〇部分どちらかにチェックを入れて送信。
- 字幕協力画面が出てきても【閉じる】でOK!
- 字幕エディターに戻って来たら【終了】を押す
お疲れさまでした!
まとめ
いかがでしたか?
字幕制作…思ってたほど難しくないことが、お分かりいただけたのではないでしょうか。
字幕制作に少しでも興味を持っていただいた方は、この機会に字幕制作のきっかけ作りとして、字幕審査から入られてみてはいかがでしょう。
字幕審査を1本終える頃には、気持ちに変化が現れていると思いますよ。
字幕審査員の募集
…ということで、字幕審査仲間を募集します!ヾ(≧▽≦)ノ
『中田敦彦のYouTube大学』の日本語字幕付けは、【非公式】のボランティアグループで行っています。現在、メンバーは5名程です。
YouTube大学の動画本数は、300件近くあるのですが、字幕付けが既に終わっている動画は100本程。そのうち、審査が終わって公開されているのが60本です。
まだまだ、全体の1/5しかまだ公開されていないのです。
だけど、面白いし、為になると思っているから、早くみんなに伝えたい!!
そう思って日々…字幕制作を頑張っていますが、字幕審査をする人が居なければ、字幕付きの動画は公開されないのです!!
。。。_| ̄|○ ガクッ
だから、お願いします!!
あなたが抱いている字幕制作への興味を…是非
YouTube大学の字幕ボランティアを橋掛けにして、大活躍していただけると、めちゃめちゃ喜びます♪
慣れてきたら、個人活動で推しの動画に字幕を付けていくことも可能ですよ。
(現にやってるし…)
YouTubeが盛り上がって、字幕ニーズが高まっている今、字幕制作活動を一緒にしてくれる仲間と繋がりたい!!
今回の企画は、ブログだけに留まりません。
後日になりますが、字幕制作動画をYouTubeにアップ公開する予定です。
私の人生に必要ない!と思っていたパワーポイントを駆使して、勉強がてら動画を作っています。
これで私もYouTuber♥
アップしたらブログでお知らせしようと思います。
最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました♥
字幕制作に興味のある方からのご連絡をコメント欄にて、ドキドキ★ワクワクしながらお待ちしておりま~す。