今回は、『低体温』について調べてみました。(2020.03リライト)
体温が低くて困った症状で悩んでいる方に向け『体温が低い原因と対策について』まとめてみました。
前回のブログで『体温について』調べてみると、意外なことに正しい体温の測り方が出来ていなかったというオチにぶち当たりました。
子供の頃、大人に言われるまま体温を測り、時代が変化して実測体温計から予測で測れるデジタル体温計になったにも関わらず(説明書を読んでいないことで)、使い方を誤っていたことがバレてしまいました。
私たちの常識の落とし穴は、意外とこういうことなのかもしれません。(´-ω-`)b←シレ~
まずは、前回のブログをご覧ください。
正しく体温を測てみた結果…
やっぱり、体温が低かったという方は、一緒にその原因を探って改善していきましょう。
※今回もワキの下での検温について書いています。
体温が低い原因と対策
平熱以下体温って、何度か知っていますか?
一般的に、35℃台は平熱以下だということは、ご存知だと思います。
では、36℃台は、平熱と呼べるのでしょうか。
体温が低いって何度から?
日本人の平均体温を調べると、36.6~37.2℃の間が平熱だということが分かりました。
みんなの平熱を基準に考えると、体温が低い人の体温は、36.5℃以下の人だと言えます。
体温っていつ計るの?
私たちの体には、太古から受け継いで来た体内リズムと呼ばれる時計機能を持っています。体温も体内リズムによってコントロールされているので、一日の体温は時間によって変動しています。
規則正しい生活を送っている場合、早朝の4時頃が最も体温が低く、昼間の活動によって体温が徐々に上がっていきます。
夕方~夜19:00頃が大体体温のピークTimeで、その後…就寝に向けて体温を下げることで、深い眠りに入れる仕組みになっているのです。
私たちは何気に朝、起きて、夜は寝るのが当たり前…習慣だと思っていますが、実は…その習慣は、体温によってコントロールされているのです。体温によって、目覚めやすい、眠りにつきやすい体に調整してくれているのです。
体温はを計る際に気を付けることは、計るタイミングによって平熱かどうかの判断基準が異なるということです。
平熱36.6℃の人で例えると、寝起き時の体温が37℃=微熱ですが、昼間の37℃=平熱範囲だということです。
自分の平熱を知るには、体温リズムをまず知る必要があります。
日に4回(朝・昼・夜・就寝時)、体温を計測してみることをお勧めします。
女性の場合は、生理周期があるので1ヶ月程…計測すると、更に細かい体内リズムを掴むことができます。
一定の温度に保たれている体内温度
恒温動物である人の体は、体の中心部の温度(核心温)が(臓器が集まる場所:図の赤い部分)環境の温度変化に左右されることなく、一定に保たれる機能が備わっています。
真夏の気温が40℃を超えても、体温が40℃になることは発熱しない限りありませんよね。逆に、プールや海など冷たい水の中に入っても、水温と同じ体温になることは、通常ではありえません。
体の中心部(深部)の温度(核心温)は、平均体温の人の場合、常に適温とされる37.5℃前後に保たれているのです。(個人差はあります)
※ 体の深部の温度(核心温)が35℃以下になると、低体温症と呼ばれます。
体内温度が一定に保たれる理由
体の中心部の温度(核心温)が37.5℃前後に保たれる理由は、まだ分かっていません。
しかし、生命維持に重要な臓器(心臓・脳・その他の臓器)が、正常に機能する為の、最適な温度だと考えられています。
体温が低いと〇〇は正常に機能しない?
臓器が正常に機能する為の温度が37.5℃前後なら、その温度を保つことで健康を維持できることが分かります。
ただ、一般家庭で体の深部の温度(核心温)を直接、計ることはことはできません。
そこで (・∀・)b 目安となるのが、体の表面に近い外殻温(図:黄色い部分)です。
平熱と比較することで、体の異常を察知することができます。
平熱(36.6℃)より体温が低いということは、体の中心部の温度(核心温)が適温とされる37.5℃前後に保てなくなっていることを意味するからです。
即ち、臓器を正常に機能させることができない状態だということが分かります。
体温と免疫の関係
女性だけに限らず、男性や子供たちの間でも体温の低い人が増えている現代...。
体への悪影響は、現れていないのでしょうか。
体温が1℃下がると、免疫力が30%~40%低下することが分かっています。
体温が35.5℃の人の場合、新陳代謝が活発に行われる平熱36.6℃より体温が1℃下がっているので、免疫力が30%~40%低下していることになります。
免疫力=細菌やウイルスに抵抗する力なので、その力が30%下がるということは、風邪をひきやすいだけでなく、細菌やウイルスなどによる、感染症を起こしやすい体になっているということです。
免疫力の低下で起こる(初期・中期・後期)様々な症状
体温が低い場合、免疫力も低下することが分かりました。
免疫力が低下すると、どんな症状が現れるのでしょうか。
免疫力低下の初期の場合は、風邪をひいてなかなか治らない、口内炎ができやすい。肌荒れなどの症状が現れやすくなります。
そのまま、何もせずに中期に突入してしまうと、更に厄介な症状に悩まされることになります。それは、アレルギー性疾患です。
季節的なものから、年中のものまであります。鼻炎・結膜炎・皮膚炎などによる、涙と鼻水、クシャミや痒みといった、困った症状に悩まされる日が訪れることになります。
体温が低い人が増える中、アレルギー体質の大人や子供も増え続けています。
やはり、体温の低下によって免疫力が下がったことが原因なのではないでしょうか。
後期になると、更にリスクが高まり、重篤な病気(糖尿病・白血病・ガンなど)にかかる人も現れます。このような重篤な病気には、なりたくないですよね。
体温のメカニズム
体温が健康のバロメーターであることが分かったところで、体温の仕組みについて見てみましょう。
体温は、血管に流れる血液の量をコントロールしながら体温調整を行っています。
暑い時は、一旦血管を広げて血液の量を増やし、血管を体の表面に近づけることで体温(外殻温)を上げます↑ 体温が上がると、体の表面に汗を掻いて、その汗が蒸発することで体の温度を逃がし、体温を下げます↓
逆に寒い時は、血管を縮めて血液の流れを減らし、血管を体の表面から遠ざけることで体温(外殻温)を下げています↓ 体の表面温度を下げることで、体内の温度を外気に逃がさないようにしているのです。
熱の伝道は、高い方から低い方へ流れて行きますよね。
体の体温調整も、熱の伝道を上手く利用しているのです。
つまり、血液は酸素や栄養素を体内で循環させるだけでなく、一緒に熱を運んでいることが分かります。
体温が下がる原因2つ【血液・熱量】
私たちの体温は、血管を流れる血液の量によって、高くなったり低くなっていることが分かりました。…ということは、体温が低い人は、血液の量が少ないことが分かります。
また、血液によって熱も運んでいるので、体温が低い人は熱量が少ないことも分かりますよね。
- 血液の量が少ない
- 熱量が少ない
この2つが、体温が低くなるキーワードだということが分かりました。
体温が低い:ポイント1 【血液】
私たちの体に流れる血液の量は、体重の約1/13と言われています。
【血液量の計算】
体重50㎏で考えると、50 ÷ 13 =3.8... です。
大体、血液1リットル=1㎏なので、体重50㎏の人の身 体に流れている血の量は、約3.8リットルです。
その血液は、骨の中心部にある骨髄で作られています。
【血液】1-1 細胞成分3つ
骨髄では、造血幹細胞と呼ばれる血を作る細胞によって細胞分裂が行われ、赤血球・白血球・血小板の三種を作り出しています。
- 赤血球・・・身体に必要な酸素・栄養素などを運ぶ
- 白血球・・・体内に入り込む病原体から体を守る
- 血小板・・・出血を止める
血液の細胞成分の中で一番多いのは、赤血球です。約96%を占めています。赤血球の役割は、酸素や栄養素を全身の臓器や細胞に運ぶことです。
白血球は病原菌から身を守り、血小板は出血を止めるといった役割を担っています。
血液の中でもしっかり役割分担がされいる事が分かります。
赤血球が最も多くの血液細胞成分を占めている理由は、全身の臓器や細胞が活動する為に必要な栄養素を届ける役割を担っているからです。
【血液】1-1-1 エネルギー運搬係
全身の臓器や細胞に酸素や必要な栄養素を運んでいる赤血球は、言わば生命エネルギー運搬係と言えます。赤血球の活躍無くして、私たちの体は何一つ正常に動かすことができないのです。
そんな、私たちの体に欠かせない赤血球の寿命は、約120日(約4か月)と言われています。最後の任務を終えると、脾臓や肝臓で破壊されてしまうんですねぇ。
…となると
新たに赤血球を作り出す必要がありますよね。
ただ、毎日…赤血球の補給をしても、赤血球の数が足りなければ全身に運ぶ酸素や栄養素が行き渡らなくなってしまいます。
正常な人の赤血球は、毎日0.8%が入れ替わっていると言われています。
赤血球の数が足りないと言うことは、食事から摂取する栄養が足りていないということです。赤血球が足りない場合に症状として現れるのが貧血です。
- 動悸
- めまい
- 息切れ
- 頭痛
- 脱毛
- 肌荒れ
- 倦怠感
血液を作る上で最も重要なことは、毎日の食事だということが分かりますね。
しかし、食生活がどんどん豊かになると、好きなものを好きなだけ食べれるようになった事で、偏食傾向が強くなり、栄養バランスが崩れてきています。
また、若い女性の多くは、スタイルを気にするあまり、行き過ぎたダイエットによって栄養が不足している人も増えています。
栄養に関しては、
バランスのとれた食事とは|健康のつくりかた|タニタ をご覧ください。
体内で臓器や細胞に栄養素や熱を届けるには、バランスのいい食事によって血液を作りだす必要があります。
【睡眠】1-2 血液はいつ作られてる?
血液の造血Timeは、睡眠中に行われています。
私たちがグッスリ眠っている間に、せっせと血液を作り出しているのです。
しかし、現代人の中には、どらかというと夜更かしをする人が増えていますよね。睡眠中に血液が作られているというのに、それは、問題ないのでしょうか。
大ありです!
本来、真夜中にせっせと新しい血液を作るはずが、夜更かし族の体を担当している造血幹細胞は、いつまでたっても新しい血液を作ることができません!
ーーーーここから 造血幹細胞の苦労話しーーーー
早く寝ろやーっ!
と造血幹細胞が体内で叫んでみたところで、夜更かし族は気づくことがありません。
新しい血液が作られない造血幹細胞は仕方なく
古い血液を回すことにしました。
だって、作れないんだから仕方がないよね。
そして、何日も…
何日も…
新しい血液が作れないまま
夜更かし族たちは、日中の活動を続けていたある日
クラクラ~ (ノω<).。o めまいがしたり
ズキンズキン(*ーー*) 頭痛がしたり
ハライタイ (|||_ _)ノ∥WC∥ 腹痛や下痢になったり
バタッ ミ(ノ_ _)ノ 倒れたり…
様々な不快な症状に悩まされてしまう、夜更かし族たちなのです。
ーーーー造血幹細胞の苦労は 続くーーーー
使い回しの血液を別の物に例えるなら、料理で使う油です。
最初は、サラッサラの油ですが、使い回しているうちにドロッドロ~の油に変わっていきます。
そんな油で作った料理は、美味しくありません。
車やバイクのオイル交換をしないままずっと乗っていると、パワーが落ちたり、調子が悪くなったりしますよね。
私たちの体も同じように、新しい血液を作って交換しなければ、血液の質が悪くなって、体の不調に繋がってしまうのです。
質の良い血液は、睡眠によって作られている!と言っても過言ではありません。
【睡眠】1-2-1 夜更かしで乱れる自律神経!
私たちの体には、体内リズム(体内時計)が備わっていることは、体温を計る際にお話ししました。この体のリズムは、睡眠や生理周期、行動周期などに影響します。
体内リズムは、自然界のリズムと若干ズレがある為(体内リズムは正確には一日24時間より長い)、そのズレを合わせるためにリセットが必要です。
私たちの体は、目から入って来る朝の光によって、体内リズムをリセットする機能が備わっています。
しかし、夜更かし族は、朝が弱く昼過ぎまで寝ていることが多いと、体内リズムをリセットすることができませんよね。そうすると、体内リズムのリセットが上手く働かず、自律神経が乱れて体温にも影響が現れることになります。
- 不眠
- 不安や緊張感
- 吐き気、多汗
- めまい
- 頭痛
- 肩こり
- 手足のしびれ
- 動悸
- 不整脈
更に、臓器にも影響を及ぼしてしまいます。
- 胃痛
- 胸やけ
- 腹痛
- 下痢、便秘
「神経性胃炎」や「過敏性腸症候群」「過呼吸症候群」などの病名が付くことになるのです。
男性は特に、お腹が弱い人が多いので、夜更かしをすることで更に胃腸の不調を招いている人が少なくないようです。
規則正しい生活リズムで、体内リズムを整えることで自律神経の乱れを整えましょう♪
【睡眠】1-2-2 睡眠不足によるストレス蓄積
睡眠不足は、ストレスの回復にも影響を与えます。
本来、睡眠は活動による肉体的・精神的な疲労回復に最も有効なのですが、夜更かしによって、睡眠時間が奪われると、疲労回復がしっかりできないまま翌日の活動を行う為、水分足による体への影響も出て来ます。
また、疲労回復されない状態で、新たなストレスが身体に加わることで、どんどんストレスが体内に蓄積されてしまいます。疲労にも段階があるので、軽い疲労感の内に対処する必要があります。
そのまま放っておくと、ストレスが体の内側、目に見えない部分へのダメージが大きくなっていくので、回復するにも時間が掛かってしまうことになります。
【全身に広がった疲労】
- 神経過敏になり、イライラしやすくなる
- 集中力の低下(仕事などでミスが増える、パフォーマンス・コミュニケーションの質が低下)
- 新陳代謝や消化器系の機能の低下
- 反射神経が鈍り、事故や怪我をしやすい
疲労を回復する為に、最も有効なことは、睡眠です。
しっかり睡眠をとった後の精神疲労の回復には、気晴らしに旅行をしたり、お風呂で体を温めたり、マッサージをしたり、好きな音楽を聴いたり、散歩や軽い運動で汗を流すことが大切です。自分の心が喜ぶことを中心にしてみてください。
【睡眠】1-2-3 ストレスから来る消化器系トラブル
現代は、ストレス社会とよく言われますが、体の臓器への影響も深刻な問題となっています。
- 環境的ストレス・・・騒音や振動。寒さや暑さ。
- 化学的ストレス・・・過度なカフェインの飲みすぎ・飲酒・喫煙・食品添加物による体の拒否反応
- 生物的ストレス・・・細菌・ウイルスなどの感染症。カビや花粉
- 社会的・肉体的ストレス・・・仕事上での過労、政治経済的問題・夫婦関係・
- 心理的ストレス・・・人間関係(職場や家庭)、親子関係、嫁姑問題
こうしたストレスの中で、近年多い若い人に多く見られるのが、精神的なストレスによる消化器系のトラブルです。
消化器官は、口から摂取した食物が、肛門で排便に至るまでの器官のことを言います。
主な器官は、口・食道・胃・膵臓・胆のう・肝臓・消化管・腸(小腸・大腸)・肛門などです。
消化器官は、私たちが口にする食物を消化することで、血液の元となる栄養素を吸収・分解する働きがあるので、消化器官の炎症や機能低下は、臓器の働きや体温へ大きく影響してしまいます。
【主な症状】 ➡ 消化不良や腹痛、下痢、便秘、食欲不振、吐き気などです。
消化器系の機能が低下すると、各臓器に必要な栄養素(ブドウ糖・アミノ酸類・ビタミン類・ミネラル類・脂肪酸類など)が、血液に上手く吸収・分解されないため、必要な物質が作れず、栄養不足が起こり免疫力の低下や体温の低下に繋がってしまいます。
【血液循環】1-3 全身を流れている血液
次に、血液の循環について考えましょう。
私たちの体は、心臓が血液を循環させるポンプ機能の役割を持っています。
【心臓 ➡ 臓器・細胞】
血液は、肺で酸素を取り込んだ後、心臓の鼓動によって脳や各臓器、全身の細胞に運ばれていきます。全身に血液を運ぶ中、各臓器で必要な栄養素を分解・吸収・合成しているのです。
- 心臓から押し出された血液は、大動脈 ➡ 毛細血管を経て全身に送られます。
【臓器・細胞 ➡ 心臓】
血液中には、各臓器や細胞に必要なものと不要なものが入り混じっています。必要なものは、分解・合成されて必要な物質になり各臓器や細胞で使われ、不要なもの老廃物(二酸化炭素・塩分・毒素、余分な水分)は、腎臓でろ過されて尿として体の外へ排出されます。
各臓器や細胞で使われた後の血液は、静脈に流れて行きます。
- 必要なものは、静脈 ➡ 大静脈を経て心臓に戻ります。
- 不要なものは、腎臓でろ過されて尿として体の外に排出されます。
【血液循環】1-3-1 心臓から脳へ流れる血液
私たちの体の中で、最も新鮮な血液とエネルギーを必要とする臓器は、脳です。
睡眠中・安静時でも、血液の全体の約20%が脳に流れています。
脳の働きは、大きく分けると2つです。
- 思考
- 運動や呼吸、生命維持のコントロール
体温が低くなると血液の量が減る為、うまく思考できなかったり、ボーとしてしまったりします。これは、脳が必要とする栄養素が届いていないからです。
脳細胞のエネルギーの素となる栄養素は、主に糖質です。
疲れた時、甘いものが欲しくなるのは、脳がエネルギーを欲しているからなのです。
脳に栄養素が行き渡っていない時に現れる主な症状は
- 意識や気力の低下
- 立ちくらみ
- めまい
などです。
ただ、糖質は甘いお菓子だけでなく、主食となる炭水化物にも含まれているので、甘いお菓子を必要以上に食べてしまうと、今度は糖を取り過ぎて中性脂肪に変えられてしまいます。
何でもバランスが大切ですね!
【血液循環】1-3-2 足から心臓へ流れる血液
心臓よりも下にある足へ流れた血液は、心臓から出た血液はポンプ機能によって、上から下(心臓 ➡ 足)へ流れて行きます。
足先へ血液を運搬した後の血液は、下から上(足先 ➡ 心臓)に向かって流れることになるのですが、老廃物が含まれている上に、重力が掛かっている分、血液を押し出す第2のパワーが必要になります。
そこで、心臓のポンプ機能を助けてくれるのが、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎの筋肉です。筋肉の収縮によって、血液を押し出す働きをしています。
ただ、女性は男性と比べて筋肉量が少ない為、血液を押し出す力が弱いです。十分な酸素と栄養素を筋肉に届けにくいことから、疲労物質が足に溜まりやすく、むくみや冷えなどの症状に悩まされる人が少なくありません。
- 手足の冷え、むくみ
- 筋肉痛
- 筋肉疲労
- 全身倦怠感
更に、寒い季節や夏場の冷房で体が冷えると、筋肉量が少ない上に体内温度を逃がさないよう、血管を収縮させて血液の流れが悪くなることから、症状が酷くなりやすいので、体質改善が最も有効です。
睡眠のところで、ストレスの話しをしましたが、ストレスは筋肉を分解して緩和するので、筋肉量の少ない女性は、特にストレスと冷えが大敵です。
ムキムキな女性にはなりたくないけど、ある程度筋肉を鍛える必要性はあるようです。
※ 筋肉については、この後お伝えします。
体温が低い:ポイント2 【熱量】
私たちの体の中では、日々3つの代謝活動が行われています。
【1】基礎代謝
生命維持に必要な臓器や細胞の活動に消費するエネルギー。
【2】活動代謝
日常生活で体を動かしたり、運動やトレーニングで消費するエネルギー。
【3】食事誘発性熱産生
食後、何もしていなくても体温が上昇し、消費されるエネルギー。
代謝は、食事から得た栄養素を体内に取りんで、体に必要な新しい物質や、熱エネルギーを産み出す一連の流れのことです。
【熱量】2-1 体温が低い=代謝が悪い
「代謝が悪い」という言葉を耳にしたことがあると思います。
基礎代謝は、何も活動していない、体を動かしていない間も、生命維持のために、絶え間なく臓器や細胞は活動してエネルギーを消費しています。この時に必要な消費エネルギーが基礎代謝です。
体温が低い人は、臓器が正常に機能しづらい状態になっていることから分かるように、代謝が悪くなっていると言えます。
つまり、こういうことです。
代謝が悪い ➡ 体温が低い ➡ 血流が悪い
ということです。
代謝が落ちる原因のひとつは
加齢です。(・∀・)b
( 一一) あぁ...加齢は…
どうすることもできないので、違う観点を探しましょう。
【熱量】2-1-1 代謝が悪い=太る
代謝が悪くなると、よく言われるのが太りやすいということです。
それは、何故か!
代謝の低下によって体温が低くなると、血液の流れが悪くなり、全身の細胞に酸素や栄養を運ぶ力が弱まります。弱まった血液の働きを助けるために、体内温度を上げようと皮下脂肪増量計画が打ち出されます!
それによって、どうなるのか…というと、代謝が落ちることで消費エネルギーが少なくなり、摂取しすぎたエネルギーは、皮下脂肪に回されてブクブク太ってしまうのです。
摂取(カロリー/エネルギー) < 消費(カロリー/エネルギー)
だから、太る!んです。
(=_=) これは不味いです!
非常に不味いです!
代謝が悪い人に関連する症状は、体温が低い人に現れる症状と同じです。
全ては繋がってますから、そうなりますよね。
- 冷え性
- 肌荒れ
- 体温が平熱以下
- 顔色が悪い
- 疲れやすい
- 生理不順
- 便秘
など。
…ということは(´・ω・`)?
代謝を上げる↑ことで、全てが丸く収まるって事です!(・∀・)b
【熱量】2-2 基礎代謝を上げる方法は〇〇を増やすこと
摂取カロリーより消費カロリーを増やすには、活動代謝を増やすしかありません。
つまり、運動しろ!ってことです。(笑)
それも、ただ運動と言うと色々な運動があるので迷いますが、体温に関係していたのは筋肉でしたよね。
ふくらはぎの筋肉が足から心臓へ流れる血液の流れをサポートしていた筋肉なので、脚の筋肉を鍛えましょう!
おススメは、スクワット!です。
時間も場所も取らずに筋肉をアップさせることができます。
筋肉量を増やすことで、基礎代謝もアップするので寝ている間の消費カロリーが増え、更に痩せやすい体に近づけます。
脚の筋力がアップすれば、足の血流も良くなるので老廃物や余分な水分が足元に溜まらず、むくみを解消することができますよ。
よし! やろう! 今、やろう!
【解決】体温が低い!○○鍛えて体温アップ♪
体の中で、大きな筋肉が集まっているのが下半身です。
- 大腿四頭筋(腿の前)
- 大殿筋(お尻)
- ハムストリング(腿の後ろ)
- ふくらはぎ
脚の筋肉を鍛えることで、シンデレラのような体形に変身することができます。
限定…女性のみ!(ただし、頑張ったらね)
女性は男性と比べて、ふくらはぎの筋肉量が少ないので、脚の血流がどうしても弱くなってしまうんですよね。夕方になると足のむくみで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ふくらはぎの筋肉を刺激することで、
- 血液の流れが良くなる
- 足に溜まっていた老廃物や余分な水分も流れる
- 足のむくみが消える
- 体温アップ
全てが出揃いました!
更に効果は続きます♪
筋力がアップすることで消費エネルギーが上がり
- 基礎代謝アップ
- 寝ている間に脂肪燃焼される
- ダイエット成功!
パーフェクト!な体に…
健康と美容の為に、筋力をアップさせましょう!
そこでおすすめするのは、スクワット!です。
スクワットは、一見脚の筋肉トレーニングのように思えますが、体幹が鍛えられることからお腹や背中まで鍛えることができます。
また、スクワットに合わせて両手に動きを付けることで、振袖肉にも効果があります。
以前のブログ記事をココに置いておきます。
スクワットを毎日の生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
そういう私も、体調を見ながらスクワットを生活の中に再び取り入れて
脱…脂肪!目指します。
まとめ
今回は、体温が低い人に向けて記事を書いてみました。
長くなってしまいましたが、ポイントは3つでしたね。
ポイント1. 口にする食物で、体が作られているということ
ポイント2. 体調を整える上で、睡眠が大切だということ
ポイント3. 筋力アップ!で燃える体にすることが大切
しっかり食べて、しっかり運動して、しっかり寝て体温をアップさせていきましょう。
健康維持するためのポイントは、質の良い血液を作り、筋肉でしっかり全身に血液を巡らせることですね(^_-)-☆
最後までお付き合いありがとうございま~す。