先週の水曜日、2週間ぶりのリウマチ治療で、1本3万円の注射を左腕に打って貰いました。
高価な注射を打てば気分がハイになれそうですが、打たれている時はただただ痛くて、毎回しかめっ面で横を向いている私です。普段は痛みに強い私ですが、皮下注射の時はどうしても針を刺されるまで、身体が緊張…硬直しています。
そんな私は注射の際、いつも差し出す腕は『左腕』です。利き腕には、ぜったい注射されたくない派です。利き腕である右腕に針を刺されると、動きが鈍りそうだからです。
これはきっと、時代劇TV『必殺仕事人』の影響が強いと思っています。(笑)
注射・点滴・採血…腕に針を刺す場合は、無条件で左腕が担当です。
前回のブログでもお伝えしました、今回の血液検査の結果が良好だったので、次回の通院から3週間おきになりました。注射治療が始まった頃は、週一で打って貰っていたので、数字に表すとその違いの大きさからホッとしています。
12万→9万→6万→3万と減り、目指すは0円です。
さて今回は、5年前から悩まされている、左足の『モートン(モルトン)病』について書いています。不調が不調を呼んでいる今の私は、ある意味ネタの宝庫です。
ここは、あるがままに自分の身体の状態をネタに、私の学びの場として情報提供して行ければと思います。
そして、気づいたときに、あれ? 私…元気になってる♪ ٩( ´ω` )و と言える日を目指していこうと目論んでいるところです。
今回、モートンについて調べてみると、私がモートンを発症した5年前と比べて現在は、情報量がグッと増えていました。
もともと、モートンは欧米に多い疾患で、日本ではあまり知られていませんでしたが、生活が欧米化したことで、近年…日本でも増加傾向です。
モートンになる原因は色々ありますが、一番大きなキーワードは『つま先立ち』です。
モートン(モルトン)病とは
モートンは、トーマス・G・モルトン(Thomas G.Morton)によって1876年に発表された疾患です。
日本では「Morton」の発音の聴き取りの違いから、「モートン」「モルトン」の2つの名称が使われています。 ※ 以下、記載はモートンで統一。
モートンの症状
モートンは、足指の間にある神経障害によって発症する病気です。足趾間の神経が圧迫され損傷すると、足の指の付け根部分にしびれや痛み、腫れ、灼熱感といった様々な症状が現れます。
症状が進行すると神経腫ができるため、指の間がパッカリと離れた状態になります。
私の左足も、人差し指と中指(第2-3)の間に神経腫があるので、ちょっと指が離れています。痛みは強いかというとそうでもなく、ただ何かが腫れているのは自分でも感じとれ、その違和感が気持ち悪いです。あと灼熱感は常にあります。
調べていく中で気になったのが、リウマチとの関係性です。まだ、ハッキリとした情報が掴めていないので、何も伝えられませんが、私の中には無関係ではないように感じる部分があるからです。今後、分かったことがあればお伝えします。
モートンの発生しやすい部位
モートンが発生しやすい部位は、足に大きな力が加わった時に負担が大きい中指を中心とした部分が多いようです。
- 人差し指(第2) ー 中指(第3)
- 中指(第3) ー 薬指(第4)
症状には個人差があるので、薬指(第4) - 小指(第5)間の人もいます。
指の構成上、親指は発症しにくいようで、調べている中で親指と人差し指間に発症している人は見つけられませんでした。
親指の付け根が痛む場合は、別の疾患が原因となっている可能性が大きいので、早目に病院で検査して貰いましょう。
モートンの発症原因
足先の神経障害によって症状が現れるモートンは、つま先が圧迫されることより、足趾間にある神経を圧迫し、神経が潰されることで炎症や腫れを来たしています。
では、つま先へ負担をかける要因には、どんなことが考えられるのでしょう。
- 中腰作業が多い
- つま先立ちが長時間続く(ハイヒールの常用など)
- 足幅に合っていない靴を履く(横幅の細いパンプスなど)
- 踵を上げ下げする動作を好む
- ランニングを頑張りすぎる
などが考えられます。
モートンの診断方法
問診や触診による診断方法は、
- 神経障害のある足趾間に感覚障害(痛みやしびれ、灼熱感など)があるか
- 中足骨頭間底に腫瘤があるか
- 神経障害のある患部を叩いた際、関係する神経領域に痛みがある
モートンの診断方法は、整形外科で行われる4つの方法があります。
レントゲン検査では、一般的に「異常なし」と言われることが時々あるようです。
モートンは9割以上が女性
モートンの患者は、9割以上が女性と言われています。
特に更年期を迎えた中年の女性(ワタシだよ)は、加齢による筋肉低下で足のアーチ構造が崩れやすいため発症しやすい傾向です。
また、偏平足の人は通常より発症しやすく、若い女性でも発症する疾患なので注意が必要です。
足裏の3つのアーチ
足裏には3つのアーチがあります。
この3つのアーチには、
- 地面からの衝撃を和らげるための【クッション】
- 身体が倒れないための【バランス】
- 歩く・走る・ジャンプする際の【バネ・(踏み出すチカラ)】
それぞれの役割を持っています。どのアーチが崩れても私たちの生活に不便をもたらし、支障が出てしまうので、アーチが崩れないよう気をつける必要があります。
モートンの症状が現れるのは、前方(横)アーチの崩れが原因です。
特に女性に多い理由は、パンプスやヒールなど足先の細い靴を好んで履く人が多いからです。
ヒールの高い靴は、お洒落な面では美しく、かっこいいのですが、身体には大きな負担となり、健康を害してしまう要因となっています。
ハイヒールや踵の高い靴、自分の足のサイズに合っていない靴は、つま先がギュッと圧迫された状態で重心を前に置いていると、足指の骨が圧迫されるため骨の間を走る神経が潰されてモートンを発症します。
また、ハイヒールなど踵の高い靴を好んで履いていると開帳足を招き、前方(横)アーチの崩れが生じやすいので、普段から足指ストレッチなどで対策した方が良いかもしれません。
足のむくみも要注意
私の体験からお伝えすると、『足のむくみ』も要注意です。
発症当時は、働き盛りだったので毎日大阪まで足先の細いパンプスや、ちょっとヒールのあるものを通勤靴にしていました。
足のむくみを強く感じるようになった時、朝…履けていた靴が夕方になると履きづらい状態が続いていたのです。履きづらくても退社するには履かなきゃ帰れないので、無理やり押し込んで履いていたため、モートンを発症してしまいました。
発症してからは、足先の細いパンプスを履くのをやめ、底厚なシューズに変えて通勤し、会社には仕事用の置き靴を用意して対応していました。
ここで私は、問題行動をとっているのですが、 お気づきでしょうか?
通勤靴に選んだ厚底シューズは、足先にゆとりはあるものの、つま先立ちは変わらない踵が上がったスニーカーを選んでたのです。足のむくみによる辛さは軽減されたものの、モートンの改善には至っていませんでした。
モートン治療法
モートンになってしまった後の対策を見てみましょう。
モートン初期の治療法は、患部への圧迫を減らして安静にすることです。
- 自分の足サイズにあった適切な靴を履く
- 足先の細いパンプスやヒールを履かない
- 足底挿板・インソールを使う
- テーピングで足のアーチを保護する
等が有効です。
こちらの動画は、テーピングの参考になると思います。
私も動画を参考にして、テーピングの代わりに包帯でキュッと足にアーチを作ってみたら、歩く時の不快が軽減されたのでおススメです。
更に先日、靴用のインソールをAmazonで購入してみました。
こちらの商品を購入する決め手となったのは、口コミに書かれている皆さんの反応が良かったからです。
昨日、タイミングよくインソールが届きました。
普段履きの靴の中敷きと入れ替えて履いてみたところ、アーチ部分に膨らみがあるため、体重をかけたときに、足が心地よく楽な感じがしました。
病院治療
モートンの治療法は、3つです。
- ステロイド注射
- 内服薬
- 手術(神経剥離・神経種摘出・深横中足靭帯を切り離す)
病院で処方されるステロイド注射や内服薬は、痛みを止めるだけなので、根本的な原因を取り除かない限り、モートンの症状は改善されません。
手術費用
症状が酷くなると歩行困難になってしまうモートンは、早目の治療が必要と言われています。
手術の場合、保険適用でおよそ2~3万円、それに入院費が加算されます。
手術をしても完治100%ではないのが現状のようです。
80%程の人は改善されているようですが、20%の人には変化がない、若しくは悪化した人がいるようです。
だ・か・ら ワタシは未来の医療にかけてます。手術しなくてもいい方法が、きっとあると思うのです。 (」゚Д゚)」待ってますよ~
モートンのリハビリ
とは言え、医療だけに頼っていられないので、ココは自分の治癒力にかけるしかありません。
そこで、毎日行うモートンのリハビリを紹介します。
【用意するもの】
・タオル1枚
【所要時間】
・15~30分程度
【やり方】
- 椅子に座る
- 足の裏にタオルを敷く
- 足の指全体を使って、手前に引き寄せる
こちらの動画で、リハビリを紹介していたので参考にどうぞ♪
【必見】モートン病を自分で治すセルフケア - YouTube
足裏にかける正しい体重のかけ方
モートンのことを知れば知る程、体重のかけ方が重要だと思った人は多いのではないでしょうか?そういう私もつい先日、それに気づきました。
私は…足へ正しく体重をかけているのだろうか?
足の不調が続いて普段から気になっていたにもかかわらず、真剣に向き合うことをしていませんでした。
先日の通院の際、歩きながら足裏に意識を飛ばして感じたのです。
毎日…何気なく無意識の中で行動しているけれど、不快のサインが出ている時点で、何か間違った行動をしているのかもしれない…。
そこで、翌朝ベッドから起きて立ち上がる際、足裏のどの部分に体重をかけて立っているのかを意識してみたところ、どうもつま先側への比重が踵より大きく感じました。
指の感覚からは、中指から小指の付け根が腫れているから、そこに体重が掛かっていることに気付いたのです。
あれ? こ…これって、
正しい体重のかけ方だっけ?
50年生きているのに、正しい立ち方が分からなくなっているオカンです。
そこで、直ぐにPCでググってみたところ、シドニーのセラピストしょうじさんのYouTube動画に辿り着きました。
観終わった感想は
私が抱えている問題の答えは、これじゃないだろうか!
現代人はピサの斜塔姿勢
しょうじさんの考え方が理にかなっていると思った点は、現代人の生活は、前向きを意識した作業が多いため、ピサの斜塔のように身体が前に傾いている人が多いということです。
なるほど~ (納得感)
PC作業や車の運転、歩きながら、座っていてもスマホを弄っている姿勢、前傾になりやすいですよね。
だから、立っている時の重心も無意識のまま前に傾いていてもおかしくないですよね。
正しい体重のかけ方とは
普段、あなたは正しい立ち方をしていますか?
足裏のどの部分に体重をかけていますか?
正解は、
かかとの内側(内くるぶしの真下辺り)を意識して体重をかけるです。
つま先と踵にかける体重の割合は、
つま先側(3):踵(7)
立つ・座る・歩く時に意識するようにしてみましょう。
年齢と共に体重のかけ方も変わる
私がいつの頃からか、癖と言えるほど無意識に行っている動作に、つま先立ちがあります。
- 料理をしながら踵の上げ下げ
- 洗い物をしながらつま先立ち
- 電車の中でもつま先立ち
つま先立ちになることで、足首がキュッと締まる感じがして、筋トレ感覚でやっていたのです。
これが…イカンのです!
モートンにとっては、最悪の動作だったのです。
家で安静にしているのに、どうして私のモートンは良くならないのかなぁ
…って、
アナタがつま先立ちになってるからでしょっ!!(小人の一喝)
筋肉量や柔軟性、回復力のある若い頃と同じように体を使っていたら身体は壊れますよ という動画の中でのしょうじさんの言葉に
ハッ(´・ω・`)とした私です。
もう若くなかった! (・´з`・)
気持ち的に若さを保つのは良いけれど、身体はしっかり老体に向かっていることに気付かなくてはいけませんでした。(ゴメンナサイ。ワタシ)
マッチョなふくらはぎの作り方2つ
老体を否定し続けた結果、50代になってもつま先立ちになっていたことで、目指していたはずの細くてスレンダーなカモシカ足とは程遠く、私のふくらはぎはマッチョで逞しい、太いふくらはぎを育てていたのです。
更にいつの頃からか、小指側に重心をかけていることにも今回気付き、小指側に体重をかけることで、腓骨やその周りの筋肉にムチ打っていたことで、マッチョなふくらはぎは、更にマッチョになっていたのです。(悲)
膝下O脚になっている人も、小指側に体重が掛かっている人が多いそうですよ。
座っている時にも小指側に体重が掛かっていないか意識して、かかっている時は真っすぐ体重がかかるように気を付けましょうね。(ワタシ)
つま先重心と踵重心は、年齢によって異なるという説明も納得したので、これからは
もう若くないんだから…踵重心に切り替えなさい! と自分に言い聞かせるようにします。
そんな有益情報を提供してくれた動画はコチラです ↓
【こんな人におすすめ】
- 足の悩みを抱えている人
- ふくらはぎマッチョで悩んでる人
- モートンの人
- まだ若い! だけどちょっとねっ…って言う人
- 膝下O脚の人
しょうじさんの動画は、まだまだこれから観ていくのですが
肩こりシリーズも良かったですよ!