昨日、Twitterに流れて来た近大の卒業式でのスピーチ動画。
今年は、誰だったのか…というと
2019年近大卒業式★伝説のスピーチ
今ではお笑い芸人『キングコング』と言うより、絵本作家であり、起業家の色が濃い西野亮廣さんでした。西野さんらしいお笑いで皆の気持ちを惹きつけ、最後はグッとハートを掴む…そんな卒業スピーチだったのではないでしょうか?
途中、「あれ? これ漫才観てるんだっけ? 卒業スピーチ観てるんだっけ?」と思ったりもしたけど。(笑) それはそれで、芸人色の西野さんならではの演出でしたよね。後半はあの名曲…何度も泣かされたBGM『えんとつ町のプペル』が流れる中でのスピーチは、グッとくるものがありました。
人生に失敗など存在しない
失敗だらけの私にも響く言葉、ありがとうございます。
伝説の堀江貴文さん★近大卒業スピーチ
そんな近大の卒業スピーチと言えば、やっぱり私にとっては堀江貴文さん(ホリエモン)なんですよねぇ。私の中で革命が起こり始めたタイミングで、あの動画を観たということもあり、その日のうちに即…
ホリエモ~ン v⌒v⌒ヾ((`・∀・´)ノ ヒャッホーィ♪
と、言いながらHIUオンラインサロンに入った記憶があります。今はオンラインサロン全部抜けているけど、全部繋がっていたという…。
HIU ⇒ 西野亮廣エンタメ研究所 ⇒ 箕輪編集室 のような動き。
毎年、この時期になると観てしまう堀江さんのスピーチ動画。実は、今朝も観てました。観るだけじゃなく書き起こしまでして…。(笑)
…ということで、今日は書き起こして自分用に永久保存版としてまとめてみました。
レールのない世界へ
ついに皆さん、これまで生まれてから20年間レールの敷かれた、レールの上をただ走って来た人生だったと思いますが、今日ここで終えることになります。これからは、レールがあるようで、レールのない世界に突入していくことになると思います。
これまでは、卒業した後就職活動などをしたんでしょうけど…。そして、同じ会社で定年になるまで働き、その間に家族を持ち家を建て退職する。いわゆるこういった普通の生活を卒業する皆さんはこの後、送って行くことになったかもしれませんが、そんな未来は恐らく皆さんの内ごく一部の人しか歩まない…歩めないと思います。
インターネットで変わる世界
今、スマートフォンやインターネットといったものが、社会の仕組みを大きく変えつつあります。それに気づいていない人は、ただスマートフォンでゲームをやっているだけかもしれません。
皆さんが知らないうちに世界中の凄い人たち…頭の良い人たちは、どんどん新しい技術を開発して、勝手に世の中を変えてしまっています。皆さんは、その事実に早く気づいて下さい。
いままでは、レールに乗って大学を卒業すれば良かったかもしれませんが、これからはそんなに甘くないです。自分でできるだけ多くの情報に接することが大事です!
情報に接する
これからは、先生に教わらなくても情報に接するツールは揃っています。例えば、自分のスマートフォンを使って、ニュースアプリから情報を得ることができます。
また、ソーシャルネットワークを使って、自分が面白いなぁ、この人の話を聞いてみたいなぁ…という人たちの情報に直ぐ辿り着くことができます。
世界中の素晴らしい人たち、先を行っている人たちの情報に触れられる、それがスマートフォンやインターネットだということを頭に入れておいてください。
インプットしたらアウトプット
そして、情報を仕入れるだけではダメです。仕入れた情報は、自分の頭で考え自分でも発信していくことが大切です。そうやって自分の頭で考える癖をつけて行かなければいけません。
その方法は、インターネットを使いブログやソーシャルネットワークなどで、できれば毎日…発信し続ければ良いのです。そうすることによって、世界中の様々な情報を頭にインプットでき、自分の頭で考えた後アウトプットすれば、自分なりの判断ができるようになると思います。
発信し続ける理由
なぜ、そんな事をしなければいけないのか。これからの時代は、権威が当たり前ではなく、当てにならない時代になってくると思うからです。
今まではレールの上をただ走って、権威(例えば:マスメディアが言うこと、大きな会社に入って上司の言うこと)に従っていれば良かったかもしれません。しかし、皆さんは気づいていないかもしれませんが、そんな時代はとうに終わりに近づいています。これも全てインターネットが作り出したグローバル化がもたらしたことです。
豊かな日本の終わり
日本は戦後、何十年も高度経済成長により世界第1位、2位の経済大国と言われるようになり、非常に豊かになりました。日本が貧しかった時代のことを知っているのは、僕の世代より上の人達じゃないかと思います。
しかし、豊かな日本が当たり前だった時代は、とうの昔に終わりました。皆さんは、そこにも気付いていないかもしれないですけど…。
東南アジア経済の発展
今はもの凄い勢いで東南アジア経済が発展しています。彼らの中の高給取りの人達は、完全に日本人のホワイトカラーの年収を上回っており、富裕層の人達がゴロゴロいます。タイのバンコクに行くと、1人5万円のお寿司屋さんがあり、毎日満員御礼だそうです。
そんな時代に突入しているという危機感を持っている人は、ほとんどいません。学生だけに限らず、政財界でもそういう危機感を持っている人は少ないです。
世界最高峰の知に触れる
日本のようにインフラが整っていない国では、いきなり携帯電話の基地局ができ、中国の会社が作ったスマートフォンが100ドル以下でばら撒かれます。
そうすると、例えばアフリカの山奥に住む人たちでもインターネットを使えるようになるので、簡単に世界最高峰の『知』に触れる機会を持つことができるようになります。そうなると当然ながら優秀な人たちは、スマートフォンでインターネットにアクセスし、世界最高峰の『知』を英語ベースで入手し、世界へ飛び出す人が出てくるでしょう。皆さんは、そういった人たちと同じ土俵に立って生きていくことになります。
就職できても…
努力しない人たちは、取り残されていく時代になるということです。そんな厳しい社会が待ち受ける中、これまでと同じように周りの顔色を伺いながら、安全なレールの上だけ歩み続ける生き方では生きていけません。就職できて安泰だと思ったら大間違いです。
常識が変わる
また、人間関係や家族制度も大きく変わってくることでしょう。今の常識は、10年…20年後には全く通用しないようになっている可能性が非常に高いのです。そんな時代をどう生きればいいのか!
これからの時代の生き方
それは、やはり情報を自分で収集し、自分の頭で考えて行動する力を身に着けることです。あとは、常識に縛られないこと。
今、常識だと思っていることは、20年前には常識ではなかったことがたくさんあります。常識や道徳、倫理などは、5年…10年単位で書き換わります。
そして、そのスピードはグローバル化で加速していくことになると思います。
未来を悲観することはない
だからと言って、未来を悲観することはありません。未来は心がけ次第だと思っています。
僕は、僕を知っている人からするとジェットコースターのような人生を送って来たと思われているかもしれません。僕の過去には、数々の失敗や裏切りがあったけど、過去を悔やんでも良いことなんてひとつもないので、僕は悪いことは忘れることにしています。
チャレンジすることは失敗の確率も上がる
これから皆さん、どんどん失敗していくと思います。チャレンジをするということは、失敗する確率も上がるということです。逆に言うと、チャレンジをしなければ失敗することはないかもしれません。でも、成功することもあり得ないです。
失敗時の処方箋
失敗した時に良い処方箋とは、失敗した段階で再発防止策を取ることです。2度と同じ失敗をしないようにするにはどうすれば良いのかをその場で考えることが大切です。考えたらお酒でも飲んで騒いで忘れる、私もそうしています。
それから、自分たちがチャレンジしていくことは、必ず上手くいく!…と思い込むことも大切です。
未来のことを考えることには意味がない
私はよく皆さんぐらいの世代の人達と話す機会が多いのですが、グローバル化の話しからこれからの時代「道なき道を歩んで行かなければいけない」ということで、大変だ、どうすればいいんだろう、と不安に思う人たちが凄く多いです。
だけど、僕は老後のことは考えない。老後のことは老後になってから考えましょう。いくら準備していたって、50年後のことなんて分かりっこないんですから…。
今から10年前、皆がスマートフォンを持って歩きスマホでTwitterやLINEをしている姿を想像できましたか? できなかったでしょう? 僕もできませんでした。だから、未来のことを考える事には意味がない!
過去を悔やむ暇はない
反対に、過去を悔やんでいる暇も皆さんにはないはずです。
なぜなら、グローバル化で競争が激化し、未来には楽しいことしかないと思うから。
今を生きる!
どうやったら楽しくできるのか。それは今を一生懸命生きることです。
僕は集中すると周りが見えなくなるくらい集中します。正に寝食を忘れてひとつのことに熱中する癖があります。皆さんにもそうなって欲しいです。
これから生きていくうえで大事なことは、目先のことに集中することだと思います。長期的な計画なんて関係ないです。先ずは目先のことに集中することをやってください。それをやらない限り何も始まらないから…。
最後に贈る言葉
僕の話しを一つの言葉にまとめるならば
『未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ』