先日、役所の仕事相談へ行ってみたところ、リストラ等で家賃の支払いが困難になった場合に活用できる制度がある、という情報を入手したのでまとめてみます。
今年と言わずここ数年?何かと当たり年のような気がしますが、今年は離婚・引越し・リストラと濃いイベント人生を送っております。
そんな私に相談員の方からこんな給付制度があることはご存知ですか?
住居確保給付金のしおり を手渡されました。
知らないです!
…という事で、住居確保給付金に付いてまとめてみます。
そうそういないとは思うけれど、私と同じように困った状況に陥った方に向けての情報提供です。
地方自治体によっては、名目など違う場合があるようですが、大体何処にでもある制度とのことなので、困ったときには相談してみると良いかもしれません。
住居確保給付金って何?
急な離職や自営業の廃業などにより、経済的に困った状況に陥り住居を喪失する恐れがある方、喪失してしまった方に家賃相当分の給付金が支給されるという制度です。
家賃の確保が出来る点では、すごく有難いので利用したい制度ですよね。
また、給付金の支給だけでなく、就労支援の実施も行っているので、知っていて損はないと思います。
貰える支給額について
金額等は地方自治団体で違うのかわかりませんが、ココに書いているのは奈良の情報です。下記の家賃額を上限とし、収入に応じて調整された金額が支給されます。
- 単身世帯 ・・・¥38,000 (基準となる収入金額=¥81,000)
- 2人世帯 ・・・¥46,000 (基準となる収入金額=¥123,000)
- 3人~5人 ・・・¥49,000 (基準となる収入金額=¥157,000)
- 6人世帯 ・・・¥53,000 (基準となる収入金額=不明)
- 7人世帯以上 ・・・¥59,000 (基準となる収入金額=不明)
基準となる収入金額未満であれば、上限金額が支給されます。
基準となる収入金額より収入が多い場合は、下記の数式で計算された金額が支給されます。
住居確保給付金支給額=上限家賃額 - (月の世帯収入 - 基準収入額)
【例えば】
◆ 私の場合2人世帯なので、上限家賃は¥46,000になります。
月の収入が15万だった場合、下記の計算により支給額は¥19,000になります。
46000 - (150,000 - 123,000)= 19,000(住宅確保給付金支給額)
◆ 月の収入が123,000以下だった場合は、支給額は¥46,000になります。
受給期間はどれくらい?
1回の受給期間は3ヶ月です。
その後、一定の要件を満たしていれば2回延長して受給できるので、期間的には9か月間の受給が可能です。
(要件)
- 受給中に誠実かつ熱心に就職活動を行ってこたこと
- 世帯の収入と預貯金が一定額以下であること
支給方法は?
支給されるお金は、受給者に直接払い込まれるわけではなく、住宅貸主又は貸主から委託を受けた事業者へ代理納付されます。
住居確保給付金を受けるための要件とは?
申請時に受給可能か審査されます。審査項目は以下の通りです。
1. 離職や廃業により経済的に困窮し、住居確保が危うい方
2. 申請日において65歳未満であり、かつ離職等から2年以内である
3. 離職等になる前に、主たる生計維持者であった方
(女性の場合は、離職前に生計維持者ではなかったが、その後の離婚等により申請時に生計維持者となっている方)
4. 申請日に属する月における申請者及び申請者と同一世帯に属する者の収入合計が、次の額より少ない場合
単身者 :11.9万
2人世帯:16.9万
3人世帯:20.6万
4人世帯:24.3万
5. 申請日における、申請者及び申請者と同一世帯に属する者が所有する金融資産が100万円以下である
6. 就労能力、就職活動に意欲的であり、ハローワークへの求職申込みをした後、誠実かつ熱心に求職活動を行うこと
7. 国の雇用施策による給付、またはそれに似た地方自治体等が実施する離職者に対する住居確保を目的とした類似の給付等を申請者及び申請者と同一の世帯に属する者が受けていない事
8. 申請者及び申請者と同一の世帯に属する者のいずれもが暴力団員でないこと
※ 注意する点は7.の内容。この給付金は一度きりの人生で、1回のみ有効だということ。最悪のパターンでの切り札としては有効だけど、簡単に申請してはダメだと感じています。
まだまだ人生長いので、ここで使ってしまうのは浅はかな気がします。
今、同居している息子の未来でも使えるのかが気になっているので、その辺をしっかり相談員に確認しようと思います。
「最後の切り札」ということで、相談員の方にも伝えました。
住居確保給付金の申請に必要なもの
1. 住居確保給付金支給申請書
2. 住居確保給付金申請時確認書
3. 本人確認書類
(運転免許証・個人番号カード・住民基本台帳カード・旅券・各種福祉手帳・健康保険証・住民票・戸籍謄本等いずれかの写し)
※注意する点は、顔写真付きのものは1点、顔写真がないものは2点が必要。
4. 離職関係書類(2年以内に離職又は廃業したことが確認できる書類の写し)
離職票等がない場合は、離職前に給与振り込みで使用していた通帳(一定の時期から給与振り込みが途絶えていることが確認できる通帳の写しなど)。離職者であることが確認できる何らかの書類
5. 収入関係書類
申請者及び申請者と同一世帯に属する者のうち、収入を確認することができる書類。
- 給与明細書、預貯金通貯の収入の振込記帳ページ、
- 失業保険等を受けている場合は「雇用保険受給資格証明書」
- 年金を受けている場合は「年金手帳」
- その他、各種福祉手帳等
6. 金融資産関係書類
申請者及び申請者と生計を共にしている同居親族の金融機関の通帳等の写し
7. ハローワークの発行する「求職受付票(ハローワークカード)」の写し
8. 住宅を喪失する恐れのある場合は、入居住宅の貸主との調整が必要。
不動産業者等に申請書の写しを提示するとともに「入居住宅に関する状況通知書」への記載・交付を受ける必要があります。
こうやってよく読んでみると、かなり面倒くさい内容となっています。
給付金受給中の義務
だんだん、読み進めて行くうちに酸欠になりそうなくらい息苦しさを感じているオカンです。義務を読んだ後、私は起きていられるのだろうか?
では、まとめます。
- 毎月2回以上ハローワークで職業相談を受ける必要がある
- 毎月4回以上、くらしとしごとサポートセンターの支援員等による面接等の支援を受ける必要がある。
- 原則週1回以上の求人先への応募や面接などの活動を行うこと
うぅぅ・・・。最悪の事も考えて行動はしようと思います。
正直な気持ち、ハロワークの仕事には、あまり期待してないんですよね。
昔、ホームページ制作で大阪の企業面接に行ったら、怪しげなビルの中に通され、業務内容がハロワの内容と違って、AV関係の事務作業だったという事もあったしなぁ~。
生きて帰れないんじゃないか!! …とヒヤヒヤしながら
「こういう仕事をどう思いますか?」と面接官に聞かれ
「需要があるんだから有りじゃないですか? ただ、うちには思春期の息子がいるので、息子が厄介になる頃に再度考えようと思います!!」
と言って逃げた記憶があります。
ママ友に笑い話で暴露したら「ビデオ出演したら買う!!」とか言われてた爆笑ネタです。
誰がビデオ出演すんねん!!
何で買うねん!!
思いっきり話が反れてしまってすみません。
受給中に就職した場合の届け
支給決定後に就職した場合、「常用就職届」をサポートセンターへ提出しなければなりません。提出した月の翌月以降、収入額を確認することができる書類を毎月サポートセンターへ提出する必要があります。
何かと管理下に置かれてしまうので、私自身がロボット化した頃に活用しようと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?現在、普通に生活している方にはまったく無縁な内容ですが、せっかく情報を入手したので共有してみました。
いただいた書類には、他にも情報が詰まっていたのですが、内容を搔い摘んで載せてみました。
詳しい内容は、地方自治体によっても違うと思うので、今回はザックリ「こんな制度もあるんだ!」という事を頭の片隅に留めて置いていただければと思います。
長い人生、何が起こるかわかりませんからね。(笑)
【おまけ】
現在進行中のリストラpolcaですが、現時点で9人の方から
ご支援と応援をいただき ¥8650 が集まっています。
途中結果として、簡単ではございますがご紹介させていただきます。
@yumemiさん
皆さま、ありがとうございます。
リストラされたことは、ラッキーだったと思って頑張ります!!